山中 企画の山中です。今回、アフタートークをやってみたくて、、ただ初めてなので、暖かい目で聞いていただけると嬉しいです。笑
石渡 演出の石渡です。そしてゲストのコンプソンズ主宰の金子鈴幸さんです。よろしくお願いいたします。アフタートークは15分くらいを予定しています。
------ 拍手 ------
金子 よろしくお願いします。
山中 どうでしたか?
金子 おもしろかったです。今までも平田オリザさんの作品を観ましたが、平田オリザさん作品の中で1番観やすかったです。
石渡 オリザさんいらっしゃるよ…
金子 そうなんですよね(笑)僕も演劇のアフタートークに登壇するのは初めてで・・さらに、後ろの席にオリザさんご本人が居て、とても緊張しています。(笑)大丈夫ですか?こんな感じで・・・
山中 大丈夫です!
石渡 オリザさんの前でアフタートークするの緊張しますね・・・
金子 演者の演技の仕方がそれぞれ違うから、逆に言葉が入ってきました。演出はどうしたんですか?
石渡 演技体を合わせようとは思わなくて、その人の身体性で嘘をつかず台詞を言ってくださいと指示しました。
金子 戯曲が書かれたのは昔(ブルセラという言葉があった時代)ですけど、今、世界で起きていることが高校生の言葉を(戯曲の言葉)通して連想されました。ヤングケアラーのこととか・・「私たちだって大変だけどね」
石渡 あぁ…
山中 あぁ、確かに、そうですね!今回、観てくださった方に戯曲をどうやってテキレジしたの?というようなご質問いただくことが多く、この場でお答えしたいと思います。まず、最初にほぼ削ってないです。削った箇所としては、人数的に難しかった部分…たとえば課題図書のくだりがあるんですけど、そこの「私、ヘミングウェイ」みたいなところは削りました。
石渡 そうだね。あと、教室から出ていくところとか。
金子 戯曲を読んだんですが、同時多発5段くらいありましたよね?
石渡 そうですね、その辺りも人数的に難しかったので、2段くらい削ったり。
山中 でも、ほぼほぼ言ってるよね?同時多発、ほぼ全部やってます。戯曲のテキレジの仕方としては、エクセルに名前と台詞を打ち込んで
石渡 スプレッドシートにね
山中 それで、10人なんで最低人数どれくらいで会話が成立するのかでやりました。
石渡 オリザさんにも感想聞きたい・・です。
山中 そうだね・・
------ 石渡、観客席の平田オリザに問いかける ------
石渡 ・・・どうでしたか?
オリザ 良い台本だなと思いました。笑
会場内 笑
山中 ありがとうございます。
石渡 ありがとうございます。
------ 間 ------
石渡 あと7分あります。
金子 7分も…!えっと、今日、アゴラだと思っていまして、かなり焦りました。アゴラと春風舎間違える人多いですか?
石渡 多いですね。結構聞きます。間違えて、アゴラに向かってしまったということ・・
金子 結構余裕を持って出発したのに、間違えてしまって、結構ドキドキして春風舎着いたら、後ろにオリザさんがいるっていう。笑
会場内 笑
山中 どうしますか・・皆さんからの質問を受けますか?
石渡 そうしましょう・・
山中 何かご質問ある方、どうぞ
お客様 石渡さんを初めてみたのは、赤坂での公演でした。演出で1番こだわったことは何ですか?
石渡 ありがとうございます。本広さん演出の転校生に出てました。その時と圧倒的に違うのは、年代がバラバラな人がキャスティングされているという点なので、それを生かして、台詞を言う時にどうしても出てしまう人生経験みたいものがあって…それで色んな背景が立ち上がれば良いなぁと思いました。
お客様 本来は何分の作品ですか?
石渡 60分…?60分ですかね…?
オリザ 初演時はもっと速く(テンポ良く)喋って60分でした。
石渡 テキレジした後は40分ぐらいで終わっちゃうんじゃないかと思っていたのですが、70分ぐらいになりましたね。演出で若い身体ではないのでゆっくりゆっくりと指示していたのもあって。
お客様 キャスティングなどはどうされたんですか?
石渡 配役はもともと演出する予定だった柳生さんが決めていて、それをそのまま使ってます。
金子 演出、途中で交代されて。
石渡 でも、演出助手的な役割をしてたから
山中 一番最初は、ここ二人でやろう!となって、演出を誰にお願いしようかというところからだったので、一年半以上前からずっとミーティングはしてきていて。それにも石渡はずっと参加していたので・・
金子 すごい
山中 キャスティングに関しては、例えば「サッカー部見に行くんだ」みたいな話は、川隅さんに言ってほしいね・・とかっていうのは、ありましたね。
金子 あぁーなるほど。
山中 最後に1名・・・どなたかいらっしゃいますか?
------ 間 ------
山中 大丈夫そうですね、
石渡 それでは本日のアフタートークは終わりにしましょう。
山中 ありがとうございました。金子さんの今後の活動を教えてください。
金子 ありがとうございます。えっと・・今月から…ちょっと日にちを忘れたのですが、角川シネマ有楽町というところで僕が脚本した映画が上演されます。もしよろしければお越しください。
------ 退出 ------
===== 金子鈴幸氏(脚本家・演出家・俳優/コンプソンズ主宰)今後の活動情報 =====
http://www.vipo-ndjc.jp/screening/ippan2021/
『LONG-TERM COFFEE BREAK』
監督 藤田直哉 / 脚本 金子鈴幸 藤田直哉
https://eiga.com/amp/movie/96409/
東京
上映日時 2022年2月 25日(金)~3月3日(木)連日18:30〜
上映劇場 角川シネマ有楽町
入場料金[4本まとめて]
一般¥1,300円、学生・シニア¥1,100円(すべて税込)
※全席指定
※チケットは劇場HPまたは劇場窓口にてお求めください。
上映順
『遠くへいきたいわ』団塚唯我監督
『なっちゃんの家族』道本咲希監督
『LONG-TERM COFFEE BREAK』藤田直哉監督
『少年と戦車』竹中貞人監督
舞台写真 撮影:三浦雨林
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